数多くの成功法則本に、「コンフォートゾーンを抜けろ」と書いてあります。
これは、現状のぬるま湯に浸かっていても進歩はないので、もっと、厳しい環境に乗り込め、という意味です。しかし、この言葉を真に受けて、無理をしてコンフォートゾーンを抜けようとすると、実際には、さらなる無理が自分に襲い掛かってきます。
無理は次なる無理を呼ぶのです。
本当の意味での、コンフォートゾーンを抜ける方法とは、次のようなものです。
まず、現状よりもはるかに素晴らしい自分の状態を想像して、その状態になった時の気分を味わいます。そして、しばらく最高の気分を味わったら、一旦、忘れるということです。そして、一旦忘れたら、結果には、一切期待しないで過ごします。
これを、思い出した時にリラックスしながらやります。
実は、並行世界(パラレルワールド)の事実からすれば、この「現状よりはるかに素晴らしい状態」というのは、既に(並行世界のどこかには)存在していることになります。ですから、あとは、そこに自分が波長を合わせれば、どんどん、近づいていくのです。
あなたが頭の中で素晴らしい状態を想像することで、あなたは、自分にとって最高の状態に向かいはじめるのですが、3次元空間では、目的の状態にたどり着くまでに、どうしてもタイムラグができます。このタイムラグを最短にするためには、「忘れて、楽しいことをどんどんやっていく」、これが必要なのです。結果に執着していると、あなたを最高の状態に導くために段取りを頑張ってやってくれている、ありとあらゆる意識存在(たとえば守護霊さんなど)が、邪魔をされてしまい、結局、遠回りをしてしまいます。だからこそ、結果には一切執着せず、一旦、忘れるのです。
すると、自分の想像を超える形で、あなたの望む現実が、ある時、ふと、現実世界になるのです。
でも、あなたは自分の環境が最高の状態に変わっても、慌てたり、興奮することはありません。なぜなら、あなたは既に、最高の状態には慣れていて、これまで何度も想像の中で味わってきたからです。
ここまでの内容をまとめますと、自分を追い込むような形で、コンフォートゾーンを抜け出すのではなく、今の自分よりも、はるかに素晴らしい状態を想像しながら、その気分を味わい、楽しく、心地よく、ワクワクした気持ちで、日々、ふとこみ上げてくる、「あ!これやりたいな!」、という気持ちに従いながら、毎日を楽しく過ごしていくことの方が、現実を変える方法としては、はるかに早いということになります。
いかがでしょうか。本当の成功者は成功する前から、成功した時の気分を味わっているのです。そうでない成功者は、成功した状態に慣れていないため、再び、成功を失ってしまうのです。
成功の状態は当たり前で、素晴らしい状況も当たり前。なぜなら、あなたにはその価値が十分にあるから。
という状態に早く慣れることです。
この世は、本当は、全ての人間が超豊かになっても、全く問題ないほど、果てのないほどの豊かさがあるのです。問題は、そんな世界に波長を合わせようとするかどうかだけです。
以上、コンフォートゾーンを抜ける方法でした。