100万円の不動産コミュニティに入るべきか??

近年、不動産投資業界では、短期間で億単位の物件を次々に購入するギガ大家達がもてはやされています。
彼らに続けとばかりに、高額のセミナー費用や、100万円近いコミュニティ参加費用を払って「カモ」にされている、素人投資家が後を絶ちません。
次のような疑問をもつ人がたくさんいるはずです。
「良い不動産を買う為には、自分もセミナーや、高額コミュニティに参加した方がいいのかなぁ??」
皆さんはどう思われますか?
私の結論は、
・初心者は本を100冊読んだ方が、はるかにイイ!
・コミュニティに参加するのは資金に余裕ができてからでイイ!
です。
正直に言うと、100万円もする超高額コミュニティには、入らない方がいいと思います。
なぜなら、100万円という時点で、悪意に満ちているからです。
自分が主催側の人間だったら、どう思うか考えてみれば分かります。
1人あたり100万円も払ってくれるのですから、
「しめしめ。」
ですよね。笑
ちなみに、私は不動産を3棟買うまでは、セミナーには「1回も」行ったことがありませんでした。
そうです。
セミナーに行かなくても、やる気があれば不動産は買えます。
とは言っても、何事も経験。
資金に余裕ができてから、ギガ大家が講師をする、3万円のセミナーに、私も参加したことがあります。
その時は、会場の熱気もあってか、瞬間的にやる気が出たのですが、そもそも、「瞬間的な、やる気」自体が判断を狂わせるので危ないですし、冷静にそのセミナーを分析すると、自分の対象エリアとは金融機関の状況が異なったり、そもそも時間が限られている中で、口で説明するわけですから、情報が薄かったりと、3万円の価値はとても感じられませんでした。
3万円分の本を買った方が、よっぽどマシでしたね。
ですから、これから不動産投資を進めていきたい人は、すでに物件を持っている人も、できるだけ多くの本を読んで、戦略を持って行動すべきだというのが、私の考えです。
私は、超高額コミュニティを、完全に否定するわけではありませんし、それなりに、横のつながりができるというメリットはあるでしょう。
ただ、本当にそこで、メリットを享受する為には、少なくとも、100万円を、何とも思わないレベルまで、自分が達していなければ、本当の意味での、良いつながりを作ることは難しいでしょう。
自分が「ショボ」ければ、どこに行っても、「類は友を呼ぶ」だけです。
さて、不動産投資は、決して勢いだけでやるべきではありません。
入念な購入計画、そして出口戦略がなければ、非常にハイリスクです。
なぜなら、不景気の波は、ほぼ10〜15年スパンで必ず訪れるからです。
ここ最近だけでも、
・1970年代のオイルショック。
・1990年代のバブル崩壊。
・2000年代のリーマンショック。
いずれも、景気が大幅に落ち込み、大手ディベロッパーをはじめとする、不動産業界の猛者達や、不動産投資家は、定期的に、一掃されていきました。
ですから、2018年あたりで、たとえばス○ガ銀行が簡単に融資してくれるからと、高値で物件を買ってしまった素人投資家は、次なる不景気の波が来た時に、残念ながら破綻、もしくは、それに近いダメージをくらうことでしょう。
不動産は高値で買ったら、スタートの時点で、ほぼ、負けが決定します。
景気が悪くなれば、必ず値段が下がるからです。
実は、値段が下がるだけならマシです。
一番怖いのは、「入居率」が大幅に下がってしまうことです。
私が実際に、この目で見た、事実をお話ししますと、リーマンショックの時、私は、あのトヨタ自動車が本社をおく、愛知県豊田市で、不動産の営業をしていました。
リーマンショック時、トヨタ自動車は激しく派遣切りを行い、新築ワンルーム30戸が、完成して数ヶ月絶っても、入居者が1人~2人、という物件が、かなりの数、ありました。
新築ですら、これですから、中古のワンルームなんて潰しがききません。
当然、高値で物件を買った人は、この様な事態になれば、即死なのです。
そこで、私の基本的なスタンスの発表ですが、そもそも、「不動産投資」=「不労所得」という考えが、完全にまちがっていると考えています。
不労所得という「あま~い言葉」が、油断やスキをつくり、自分の不動産への手間ヒマを忘れ、失敗するリスクを高めます。
大切なのは、
「不動産投資」=「有」労所得
と考えることなのです。
逆を言えば、不動産投資を不労所得だと考えている人が多いからこそ、人がさぼっている間に、自分の物件を磨き上げ、付加価値を高めることができ、満室の維持や、高値での売却につながるのです。
もちろん、投資規模が大きくなってくれば、すべてを自分でやるのは大変ですから、会社や組織を作って、自分がいなくても、回る「仕組み」を作ることは大切でしょう。
では、不動産投資に必要な「哲学」とは、どのようなものでしょうか。
私は次のように考えています。
「自分の物件で生活する人や、そこでお店を営む人たちが、どうやったら幸せに過ごせるかを考え、それに基づいて物件を磨くことが、不動産投資家に必要な哲学である。」
そうです、あなたの物件で過ごす人たち、「その人たちの幸せ」を考え出した時、あなたの不動産投資家としての本当の「哲学」が芽ばえるのです。
「哲学」とは「宇宙の法則」だと、私は考えています。
ですから、「哲学」は愛に基づいていなければなりません。
「悪意のある哲学」は、短期的には繁栄をするかもしれませんが、中長期的には必ず破綻します。
「盛者必衰」は歴史が何度も証明しています。
そんな「愛のある哲学」を心にもって、物件を磨き上げていくことが、大きな成功と、人生の満足感につながると、私は考えています。