さて、M理論(Mりろん)とは、現在知られている5つの超弦理論を統合するとされる、11次元(空間次元が10個、時間次元が1個)の仮説理論になります。
これらの宇宙構造と、バシャールが言う宇宙法則法則について、私のアイデアを紹介したいと思います。
まず、バシャールの宇宙法則をご紹介しましょう。
①あなたは永遠に存在する
②全ては今、ここにある
③一つは全てであり、全ては一つである
④自分の与えたものが、自分の受取るものである
⑤全ては変化する、ただし①~④を除いて
今回は、この①~⑤がどのような原理でそうなっているのかを、簡単に解説するために、以下の次元構造の解釈をご紹介します。これは、あくまで、解釈(見方)の一つであり、自分の意識を中心に考えた場合の喩えということになります。
【0次元】
0次元とは、概念上は無のことをさしますが、宇宙は無ではないため、ここでは0次元は点(これ以上分割できない、最小のチリのようなもの)とします。宇宙は有か無か、という視点で見ると、明らかに宇宙は有なんですね。宇宙に無という概念を持ち込むと、宇宙の構造が成り立たなくなります。無とは、無でおなか一杯であり、あらゆる他の概念を排除する、それが無だからです。ですから、ここでは、0次元という概念を点(最小のチリ)とお考えください。
【1次元】
1次元とは線を表します。
【2次元】
2次元とは面を表します。
【3次元】
3次元とは立体空間を表します。
【4次元】
4次元は、3次元空間に時間軸を加えることで、成立します。これが、私たち人間が生きている次元ですね。
【5次元】
5次元世界とは、私たちが生きる4次元に加え、その過去から未来を全て見渡せる次元であり、視点となります。脳はこの5次元世界にアクセスすることができる為、私たちは過去を思い出すことが出来るし、未来をシミュレーションすることができます。余談ですが、脳とは、脳内で全てのことを考え出しているわけではなく、様々な次元にアクセスをするアンテナの役割を果たしているのです。
【6次元】
6次元とは、私たちの過去から未来全てを見渡せる上、自分が生きる全てのパラレルワールド全てを見渡せる次元となります。私たちの直感力はここからきており、直感の鋭い人というのは、無数のパラレルワールドにアクセスしながら、自分にとって最善の道を感じ取る力があるのです。それが直感力です。つまり、脳は6次元にもアクセスできるよう、デザインされているのです。
【7次元】
7次元とは、自分の過去から未来の全てのパラレルワールドに加え、他人や、動植物、宇宙人など、自分以外の生命体の全ての過去から未来、そして彼等のパラレルワールドを見渡せる次元となります。この次元に入ると、自分と他人は同一の次元から派生していることが理解できます。ソウルメイトや、グループソウルなども、6~7次元の狭間にあると言えます。
バシャールの宇宙法則、「自分の与えたものが、自分の受取るものである」とは、この次元からきています。つまり、自分と他者は元をたどれば同じ次元から生じているのです。ただし、私たちが生きる3~4次元空間では、自分が与えたものが、自分に戻ってくるまで、タイムラグが生じることは多々あります。一方で、7次元上の俯瞰した視点から見れば、与えたものが即、自分に返って来ているということは一目瞭然なのです。
【8次元】
8次元とは、7次元に加え、私たちのいる宇宙内の、物体の意識、星の意識、空間の意識、そして、私たちが未だ認識できないダークマターや、ダークエネルギーなど、それら全ての過去から未来、そしてパラレルワールドの過去から未来まで、すべてを見渡せる次元であり、すなわち、それは、私たちの宇宙、そしてそのパラレル宇宙の全てであると言えます。
【9次元】
9次元とは、ある意味、宇宙を生み出す次元と言えます。ビッグバーンもここから生じます。9次元があるからこそ、8次元である私たちの宇宙が生じると言えますし、それは、どの次元においても同じことが言えます。さて、9次元からは、私たちのいる宇宙以外の無数の宇宙、そしてそのパラレル宇宙が生み出され、それら全ての宇宙とそのパラレル宇宙が存在する次元が9次元ということになります。
【10次元】
10次元とは、9次元すなわち、全ての宇宙とそのパラレルワールドが無数に生み出される次元が、さらに無数に存在する次元であり、それはもはや、この世の全てであり、これが大いなる全てとなります。
【11次元】
11次元とは大いなる全ての上にある次元、それは、何もない空間であり、点なのです。お気づきの方もいるかと思いますが、そうです、0次元に戻ってきました。
このように宇宙構造とは、ある意味、このように壮大な次元ループ構造とも言えるのです。これは喩えであり、あくまで、宇宙を解釈するアイデアの一つですが、人間が大いなる全てを理解する上では、分かりやすい喩えかもしれません。
ここまで述べてきたように、宇宙とは点であり、大いなる全てなのです。
だからこそ、バシャールの言う宇宙の法則「一つは全てであり、全ては一つ」なのです。
また、「全てが今、ここにある」ということもこれで説明がつきます。
さて、過去から未来という概念はあくまで、4次元世界に生きる私たちの視点であるということがわかります。もっと上の次元から見れば、過去も未来も無数のパラレルワールド自体も、流動的に変化し続けており、それ自体が宇宙の生命なのです。だからこそ、バシャールの宇宙法則「全ては変化しつづける」ですし、時間を超えた次元では、過去や未来という私たちのリアリティを簡単に超越しており、そこには、ただ、「永遠に存在する」という絶対的な安心、つまり、愛があると言えるのです。つまり、私たちを4次元にしばりつけている、時間という軸を外すだけで、私たちは永遠の存在であるということが分かってしまうのです。これでバシャールの言う宇宙法則を全て説明したことになりますね。
私も、学生時代に量子力学などをかじりましたので、ここに書いたことが、唯一の宇宙法則だなどと豪語するつもりは毛頭ありません。しかし、人間が宇宙を理解るすためのアイデアは様々な形態があってしかるべきだと思います。
自分の人生を魔法のように、次から次へと素晴らしい展開へと進めていくために、こういった概念やアイデアを胸におきつつ、どのように人生を創造していくかが大切となります。
今回は、宇宙の次元構造に対する、アイデアを紹介させていただきました。こういったアイデアを使いながら、自分の人生をどうクリエイトしていくかが大切なのです。