豊かさとは

豊かさの象徴はお金だと多くの人が考えていると思いますが、実際に人が求めているのは、お金そのものではなく、お金で得られる体験や、貯金することで得られる安心感だったりします。

ということは、豊かさとは、突き詰めて考えると、

「やりたい時に、やりたいことをやれる状態を、死ぬまでキープする」

これが本質ということになります。

では、「やりたいときに、やりたいことをやれる状態を、死ぬまでキープする」ため条件とは、何でしょう?

私が考える、条件とは以下の通りです。

①自分らしさ
大前提として、人生を謳歌するためには自分らしさが必要です。「こうあるべき」という時代的、または社会的価値観に縛られすぎて、本来の自分自身を押さえつけ、人生の羅針盤を失っている人は多くいるでしょう。しかし、本当の自分はどういうことが好きで、どういったものに囲まれながら生きていきたいのか、それを見つめること無しには、豊かさの入口に立つことはできません。

②健全な心身
もし自分のやりたいことが見つかったたとしても、健康な体がなければ行動に移せません。また、物事にすぐ善悪の判断をつけてしまうなど、凝り固まった固定観念を持っていたら、自らの可能性を限定してしまい、人生を謳歌するという意味では、楽しみが半減してしまうでしょう。つまり健康な体と、物事をすぐ判断しない中性的な視点、すなわち柔軟な心こそが、大きな豊かさを感じるためには必要となります。

③時間
言うまでもなく、時間がなければ、人間は何もすることはできません。だからこそ、やりたいことをやるための時間を確保する「段取り」が必要となります。もっとも理想的な、時間を作る方法は、自分でビジネスを起こし、働く時間をコントロールすることですが、勤めながらでも、ブラック企業さえ選ばなければ、ある程度は時間を確保することができるでしょう。しかし、意識的に時間を作ろうとしなければ、時間とはただただ、過ぎて行ってしまうのです。

以上三つが、これからの時代に豊かさを得るための条件となるでしょう。

さて、上記の中には、お金は入っていませんね。

なぜかと言うと、豊かさを得る為に、お金は必ずしも必要ではないからです。また、お金の重要性は、世界が豊かになればなるほど、下がっていきます。近い将来、3Dプリンターを使えば、数十万円で家ができてしまうような時代が来ると言われています。またAIと機械化で、食糧生産の自動化が進めば、私たちはお金のために働く必要はなくなります。

そんな時代に価値を持つのは、あなたという生命体そのものになっていきます。

本質的な価値とは、私たちの「世界を認知する意識」と「創造する力」です。この2つがなければ、何も始まりません。つまり、私たちの意識と、創造する力こそが、本質的な価値なのです。また、誰一人として同じ人間はおらず、パズルのピースのように、全員が、自分というピースを究めるほど、全体としてのパズルは綺麗にはまり合い、素晴らしい一枚の大きな絵となるのです。自分ではない、誰か別のピースになろうとすれば、パズルはいびつな形状となり、様々な場所にひずみが出てきてしまいます。

つまり、自分が自分らしく生きること自体が、社会貢献になり、世界に富をもたらすということです。これは、何も未来の話ではなく、今現在にも当てはまることです。

たとえば、自分らしく生きている姿を、SNSなどを通して発信するようなこと自体が、価値あることだと認知される時代になっていくでしょうし、本来、それ(各人が持つ意識)こそが価値そのものなのです。だからこそ、自分の持つ意識や、自分の視点から見えた景色を表現していくことは、価値そのものなのです。それは言い換えれば、自分自身の追及でもあるのです。

私たちの生きる現代は、もうしばらくお金と付き合っていかなければなりませんが、その先にある、真の価値を追求した社会は、すでにスタートを切っています。YouTubeやインスタなどでは、様々な人が、ある意味、自分のやりたいことを表現するだけで莫大な収入を得ています。

新しい世界では、個人が輝くことが、世界を輝かせます。

全員が、自分らしさの追及を開始することが望まれる時が、もう、来ています。

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